06が製造され、カヲルがそれに乗り込む姿も本作で初めて描かれました。 残された謎 ミサトの元恋人であり、多重スパイの加持リョウジの役割にも変化が見られます。加持がゲンドウに渡すものは旧作では「アダムの幼体」でしたが、本作では「ネブカドネザルの鍵」というものに変更されており、これがどのようなものなのかは明らかになっていません。 新登場のマリの出自も気になります。思わせぶりな発言を多く残し、裏コード「ザ・ビースト」についても知っていたことから、ミサトたちも知らないネルフやゲンドウの秘密にも精通しているのかもしれません。 ゼーレの真の狙いや、それとは異なるゲンドウの狙いなど、それらがサードインパクトの発動とどう関わっているのかなど、多くの謎を残しながらも、大きく物語が動き出し、ファンの期待が最高潮に高まった作品でした。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』【画像をクリックしてフォトギャラリーへ】 『序』『破』と異なり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は旧作と重なる展開はなくなり、完全に新劇場版シリーズオリジナルの物語が紡がれます。物語の舞台は『破』の14年後。ミサトやアスカたちはネルフに対抗する組織「ヴィレ」を結成しており、封印されていたシンジを強奪します。 14年間眠り続けていたシンジはことの成り行きがわからず、ヴィレを急襲したエヴァンゲリオンMark. 09に乗ったレイ(のクローン)に付いていくことに。シンジは崩壊したネルフ本部でゲンドウと対面し、カヲルとともにエヴァンゲリオン13号機に乗れと告げられます。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』場面カット【画像をクリックしてフォトギャラリーへ】 シンジはカヲルとの交流でひとときの安らぎを得ますが、サードインパクトが自身によって引き起こされ、それによって世界が崩壊したと知り絶望……。世界をやり直すため、13号機にともに乗ろうとカヲルに誘われますが、ネルフ本部に乗り込んだアスカやマリたちと交戦することに。さらにはゲンドウの策略によってカヲルを目の前に亡くし、フォースインパクトの引き金になりかけてしまうのです。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』場面カット【画像をクリックしてフォトギャラリーへ】 今回は、『破』で大重症を負い、安否が危ぶまれていたアスカが大活躍。ヴィレの中心としてシンジ奪還作戦の最前線で戦い、フォースインパクトを防ぐためのクライマックスでビーストモードを披露して、敵を食い止めます。絶望したシンジに呆れながらもきっちり助けるなど、ヒーローの立ち位置に努めています。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』場面カット【画像をクリックしてフォトギャラリーへ】 本作ではエヴァ同士の戦いが描かれるのも大きな見どころ。改2号機と8号機のコンビと、13号機とMark.
木村昴』が番組主題歌を手がけることも発表された。タイトルは、『liveDevil』。Da-iCE のメンバーはVTRで「僕らなりのカッコイイ楽曲を用意しております」と自信みなぎるコメントを寄せ、木村は「仮面ライダーに出演させていただけるだけでもとてもうれしいのに、主題歌までやらせていただけるなんて……。精一杯やらせていただきます」とコラボへの意気込みを披露。主題歌は第1話の放送でお披露目となる。 また、この『仮面ライダーリバイス』のウラ側を追うネット番組『ウラ仮面ライダー』の制作&配信も発表された。『ウラ仮面ライダー』のカメラはオーディション時から密着しており、会見で公開された予告編では、フレッシュなキャストたちの超初々しい姿が……。この『ウラ仮面ライダー』は8月8日(日)から東映特撮ファンクラブ(TTFC)、動画配信プラットフォーム『TELASA』で長尺版を配信。短尺版はテレビ朝日番組公式サイトで配信される。 もちろん会見では、毎年恒例となっている"変身ポーズ"も生パフォーマンス!
09がぶつかり合う展開は、前2作や旧TVシリーズにもなかった展開です。 また、激しい戦闘シーンだけでなく、シンジとカヲルがピアノの連弾で心を通わせていくシーンにも注目。美しい音楽と映像による優れた感情表現となっており、シンジがなぜカヲルに信頼を寄せるのか、旧作以上に説得力ある表現がなされています。 新たに追加された謎 前作『破』から一気に14年が経過し、さらに謎が大きく広がりました。その14年間に何があり、ミサトたちはネルフと敵対することになったのか。前作で瀕死の重傷を負ったアスカが復活できた理由、そしてエヴァパイロットたちが一様に年を取っておらず、それをアスカが「エヴァの呪縛」と表現したこと。前作で登場した「ネブカドネザルの鍵」の役割、そしてそれを持ち込んだ加持リョウジの消息など、数多くの謎が残されています。ゲンドウの目指す最終目標も未だ詳細は不明のままとなっています。 今までの作品を旧作シリーズと比較しながら振り返ってみましたが、多くの謎が提示されており結末の予想も難しいですね。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、これらの謎に全ての決着が着くのでしょうか。終わってしまうのが名残惜しくもありますが、この壮大な物語の終着点を見届けられる日を楽しみに待ちましょう。 (C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/EVA製作委員会