知的障害とは 知的能力障害(ID: Intellectual Disability)は、医学領域の精神遅滞(MR: Mental Retardation)と同じものを指し、論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、学校や経験での学習のように全般的な精神機能の支障によって特徴づけられる発達障害の一つです。発達期に発症し、概念的、社会的、実用的な領域における知的機能と適応機能両面の欠陥を含む障害のことです。すなわち「1. 知能検査によって確かめられる知的機能の欠陥」と「2. 適応機能の明らかな欠陥」が「3. 発達期(おおむね18歳まで)に生じる」と定義されるものです。中枢神経系の機能に影響を与える様々な病態で生じうるので「疾患群」とも言えます。 有病率は一般人口の約1%であり、年齢によって変動します。男女比はおよそ1. 6:1(軽度)~1.
平成18年12月に施行されたバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)では、高齢者と身体障害者に加え、新たに、知的障害、発達障害、精神障害のある方も含む、すべての障害者が対象となることが明確化されました。 これを受け、国土交通省では、知的障害、発達障害、精神障害のある方が安心して移動や施設利用ができる方策を当事者団体、学識者、関係事業者等からなる委員会で検討し、公共交通機関、商業施設、公共施設等の職員向けの「応対ハンドブック」と「施設整備のポイント集」を作成しました。 ○応対ハンドブック ○施設整備のポイント集 ◇知的障害、発達障害、精神障害、のある方に有効な施設整備のポイントや優良事例をまとめたものです。 ◇国土交通省では、平成21年4月2日から5月1日まで、「知的障害、発達障害、精神障害のある人のための施設整備のポイント集(案)」に関する意見募集を実施しました。 ○参考 ○関係団体等リンク ◇障害者団体 ・JDDネット(日本発達障害者ネットワーク) ◇障害者関連情報 ◇行政